銀魂最終長編を語ろう1 はじめに
本ブログは、最終回を向かえた銀魂を10年ぶりに読んだら心がざわついてしまったシリアス大好き侍による、銀魂最終長編のストーリー・キャラクター考察・感想になります。
【注意事項】
- なんちゃって考察
- アニメになっていない二年後篇その他盛大なネタバレ
- 正史は原作ということで
- 筆者はロクデナシ推し
- 異論を認める
- が、中傷は断る
よろしくお願いします!
1 はじめに
銀魂の最終長編にはファンの間で賛否両論があるようですね。
(にわかなので調べるまで知りませんでした。)
色々な意見を読み、そうだなあと同意できることがいくつかあったので最初に紹介します。
- 引き延ばしによる最終長編のまとまりのない動騒感
- 二年後は蛇足=宇宙戦争最終回説
- 急なストーリー変更(烙陽編での高杉の生存など)による若干の違和感
- 後付け設定のような不自然なキャラの登場・場面の挿入
- 特定キャラクターの贔屓に見える出番増加
確かになあ!!!なるほど!!!!!!
個人的には最終長編すごく良かったのですが言われてみれば確かにね。
最終章って正確にはどこから始まるのでしょうか。
個人的にはバラガキ篇辺りか、と思っているのですが高杉の動向を調べると310訓つまり単行本36巻辺りから布石が打ってある様子なんですよね。
つまり物語のまるまる半分くらいは最終章と。
…………最終って何だっけ??
さて、ここからは少し真面目に。
皆さんご存じの通り、本来「銀魂」は1話完結型のギャグ漫画です。
初期段階では、シリアス展開がこれほど続くことになるとは考えられていなかったでしょう。
原作者の空知英秋先生も「エンディング、まだ思いつかない」と漫画の中で嘆いておられたことがあります。
それを鵜呑みにするかはさておき、おそらくあの長大なストーリーは、最終回を迎えるに当たってあちこちに広げきった風呂敷を取りこぼさずに丁寧に畳もうとした結果なのだと思われます。
その辺りは00年代のジャンプ漫画らしいです。
昨今の20巻前後で上手に完結する漫画とは異なりますね。
当たり前ですが、長期連載漫画の場合、どうしても後付け設定とか強さのインフレとか初期との矛盾が増える傾向があります。
銀魂の場合ですと、元がバトル漫画ではないので戦闘のインフレは少なかったかと思います。
しかし、初期はいなかった超重要キャラクターが突然登場したり(今井信女とか夜右衛門とか)、天導衆の扱いが変わっていったりしましたね。
地味に銀さんの外傷耐性も上がっています。(紅桜篇あたりではたった一撃で戦闘不能になっていますし)
まあそのあたりは、銀魂みたいな自由な世界設定で10年以上も連載していたら仕方がありません。
次章からはシリアス好きの視点から銀魂最終長編を語っていこうと思います。
このさい細かい部分には目をつぶることにして、「最終長編時での設定が物語の根幹にあった」という立場で書いていきます。
一個人の思いの丈や解釈を遠慮なく書き込んでいます。
読まなくても人生に支障はいっさいございません。
あ、無理!解釈合わない!と思われたら、遠慮なさらずブラウザバックしてください。そしてこの記事のことは忘れてください。
私は全世界の銀魂オタクそれぞれの解釈を尊重します。
みんな語ろうぜ!!!!!!!!!!!!!